大会を終えて感じたこと

2024年5月11日・12日の二日間、鹿児島で行われた九州なでしこサッカー大会に出場しました。

結果は準優勝。

トーナメント制で勝ち上がり、2日で4試合できたことはチームにとっても自分にとっても成長できた大会となりました。

ただ、優勝が目標だったのでとても悔しくて涙が止まりませんでした。

でもこれだけ悔しい気持ちがあるなら、まだまだやれるとも同時に思いました。

そしてこんな真剣勝負の舞台に立てていることに幸せを感じています。

少し昔の話をすると、27歳でベガルタ仙台レディース(現在はマイナビ仙台レディースに改称)に所属していた時に、パニック障害と嘔吐恐怖症になり、サッカーどころか日常生活を送ることすら困難な状況になりました。シーズン途中でフェードアウトすることになった私は、そこから4ヶ月くらい家から出れず、毎日具合が悪く寝たきりのような生活を送っていました。

病気のことを知った中学時代のチームの恩師に「好きなことをした方が治るんじゃないか」と言ってもらい、当時関東リーグの横浜FCシーガルズに入団。楽しかったけど身体的にとても辛く1年で引退を決意。

そこから8年間、遊びのサッカーやフットサルはたまにしていました。しかし負けず嫌いが出ていつも本気になっちゃって。笑

本気のサッカーをまたやりたいと心の奥で思っても、遠征バスに乗れないからどうせ無理だとすぐその思いを上書きして消していました。頭痛・眩暈・吐き気などの体調不良も頻繁に起こるし、運動すると息が上がり動悸が激しくなりパニック発作の症状のようで本当にそのまま発作が出てしまうこともあったので、やはり復帰は不可能だと思っていました。

だから、昨年現役復帰をして今年こうしてピッチに立ってボールを蹴れることが本当に幸せで。

私にとってはこの生活が当たり前じゃなくて。

試合に勝って感動したり、負けて心から悔しがって、サッカーのことで悩めるのが幸せなんです。

正直、仕事をしながら毎日トレーニング、飛行機移動、アウェイ2連戦などの生活は想像以上に大変です。

パニック障害やブランクだけじゃなく37歳という年齢も関係あるかもしれませんが。笑

それでも続けられるのは周りの理解とサポートと応援のおかげです。

復帰するまでに助けてくれた方や、復帰のチャンスをくれた友人、受け入れてくれた仲間たちにも感謝しています。

そして、挑戦するために覚悟して行動した自分も褒めてあげたいです。

もっとサッカー選手として上手く強くなりたいので、今大会の悔しい気持ちを忘れずまた日々闘っていきたいと思います。

引き続き、応援よろしくお願いします!

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