久しぶりの投稿になってしまいました。
毎日、サッカーに仕事に全力を尽くし精一杯生きた2025年もまもなく終わります。
今年の一年は特に濃く感じました。
なぜかというと、今まで2回サッカーができなくなったことがあったのですが、なんと3回目の試練が来てしまったんです。
(1回目は東日本大震災により、2回目はパニック障害により)
今年の1月中旬頃にチーム活動が始まって早々に、体に異変を感じました。
動悸、息切れがひどく、最初はオフ明けだから?年齢のせい?などと考えて、なんとかしなくちゃ!と精一杯練習に取り組んでいました。しかし、回復するどころかひどくなる一方。ロングキックだけでも息切れ。。
そんな時、健康診断の心電図で再検査となり、病院で詳しく診てもらうことに。
2ヶ月くらいかけて色々な検査を受けたところ、
「心臓に負荷がかかっていて、突然死する可能性がある。心臓の病気があるかもしれないから、スポーツ選手を続けるのは難しい。」と。。。
何の病気かは検査をしていかないとわからないとこのとで、原因がわかればもしかしたら治る病気かもしれないと、わずかな希望を持ちながら過ごしました。
言われた時は実感がわかなかったけど、チームメイトに伝え、試合も練習もできない日々が続いて、やっと実感が湧いてきました。
なでしこリーグでもう一度プレーしたいという夢は叶えられない、でもそれは仕方ない。チームがなでしこリーグ昇格するために、サポートする。きっとみんなが勝って連れてってくれる。
という気持ちでした。
ただ辛かったのは、引退した後に仲間と楽しくボールを蹴ることもできないということ。そもそも運動すらできないのだから、自分にとっての生きる楽しみがなくなるということが辛すぎた。
やはりそこからメンタルにきて、体調も悪く朝起きるのも大変だった。
しかし、1ヶ月運動をせずに迎えた次の検査で、心臓にかかっていた負荷の数値がよくなっていた。
どうやら心臓の病気ではなさそうだが、病名や原因はまだわからない。
検査は続くが、激しい息切れがしない程度なら動いていいと許可が出た!
そして、私の幻のゴールキーパーが誕生した。
私がキーパーユニを着ている姿を見た人は、不思議に思ったかもしれない。
運動音痴で、手を使う競技が全くできない私は、声と根性だけでGKをした。
それでも運動できることが、みんなと練習できることが嬉しかった。
それからまた1ヶ月が経ち、検査したがやはり原因がわからない。
心肺負荷テストでは、一般の人以下の数値で、やはり動悸・息切れも治らない。
ただ、運動制限はなくなり、フィールドプレーヤーもOKがでた。
実はこの時がかなりしんどかった。
制限がないから普通に練習はするけど、動悸・息切れは治っていないからだ。
ましてや、半年ほどまともに動いていないからついていけるわけがない。
しかしチームも怪我人が多く、いつでも試合に出れるように準備しなくてはいけない。きつくても動かないといけない。この時は練習中、味方に指示する声すら出せないほど呼吸が苦しく、本当にしんどかった。
それでもサッカーができることは幸せで、噛みしめながら毎日精一杯生きていた。
そして7月の終わり頃にようやく原因がわかった。
どうやらピルが合っていなくて、エストロゲンが過剰になり銅も過剰になってしまい、その結果亜鉛が低下。
貧血状態であるし、細胞の呼吸や働きも悪くなってしまったのではないかとのことだった。
生理痛がひどく起き上がれないほどなので、ピルを飲んでいたが、医師に相談し一旦ピルをやめてみた。
すると徐々に回復していった。
ピルが悪いというわけではなく、自分の年齢やホルモンと合っていなかったよう。
先生も初めての事例で、学会報告レベルとおっしゃっていた。
そして、9月に今シーズン初めて公式戦にフル出場することができた。
11月に初ゴールを決めて、みんなが喜んでくれたあの瞬間は忘れられない。
もうサッカーはできないと言われた時、チームメイトやスタッフたちの存在が本当に大きかった。
プレーできない私は、このチームに必要なのか?いていいのか?と考えたが、チームメイトが「美菜子さんの存在自体がチームの強み。なでしこリーグ昇格決めて胴上げさせてください」と言ってくれた。この言葉に本当に救われて、たとえサッカーができない自分でも、存在してるだけでいいと思うことができた。
他にも色々病気のことを調べてくれたり、寄り添ってくれたり、いつでも戻ってきていいと言ってくれた遠くの仲間達の存在も大きかった。
もし、自分には価値がないんじゃないか、生きるのが辛い、そんな風に思う人がいたら「存在してるだけでいい」と思って欲しい。そして周りの人に弱みを見せていいし、一人で乗り越えるのは難しいから周りの人に頼っていい。
私が乗り越えられたのは、周りの人のおかげ。本当に感謝しかない。
この場を借りて言わせてください。心からありがとうございます。
今後もまた試練があるかもしれないけど、持ち前の根性とみんなに頼りながら乗り越えていきたいと思う。
そして、好きなサッカーができること、生きてること、当たり前じゃない毎日に感謝しながら精一杯生きたいと思う。

