私は今、もう一度なでしこリーガーとしてピッチに立つという夢を抱いている。
実はサッカー選手としてもう一度復帰したいと思うようになった時には、そこまで考えていなかった。
このブログについての投稿でも、サッカー選手としてリスタートすると言っていて、なでしこリーグでプレーしたいとは書いていない。
その時は、ただ真剣勝負がしたくて、サッカー中心の生活をもう一度味わいたかった。そのためにブランクやパニック障害をどうやって乗り越えていくかを考えるのが精一杯だった。
そんな自分が新たな夢を持てたのは、成長している証拠なんだと思う。
実際サッカー選手としてリスタートしてみて、最初は若い時に比べると成長スピードがものすごく遅くて、なかなか前進しない自分に絶望感を感じた。
それを乗り越えると今度は、努力が結果に結びつかない悔しさ、自分のやってきたことや信念が間違っていると思わされる環境。何度も気持ちが折れそうになる。
だからこそ、この夢を抱くことができたのかもしれない。
ブランクやパニック障害にとらわれず次の段階に進めたんだと思う。
それはサッカー選手としては小さな一歩かもしれない。だけど、自分の人生にとっては大きな一歩だと思う。
今、パニック障害を忘れそうになるほどサッカーに熱中している。
私自身、完治したわけではないから絶対治るとは言えない。だけど同じような症状で苦しんでいる人がいたら、うまく付き合っていけるという希望を持ってほしい。
私ももう一度なでしこリーガーとしてピッチに立てる日が来るという希望を持って、進んでいきたい。